フォントの管理
映像制作を行っていると、自然とフォントは増えます。どんどんと増えます。私はまだ少ないほうですが、それでも500以上のフォントは持っています。
これによる訪れるのが、自分がどんなフォントを持っているかを忘れる。これによって、「いつも使っているフォント」しか使わなくなり、一部のフォントはパソコンの中でホコリを被って眠ってしまいます。
FontBase
FontBaseは、大量にあるフォントをまとめて表示・管理します。そして、必要なフォントだけをPCにインストールすることで、作業を効率化してくれるツールです。
FontBaseのいいところ
OSにインストールせずにフォントが使える
フォントをインストールするとき、例えばWindowsならばフォント専用のフォルダに、フォントのデータが保存されます。このとき、特に分類わけもされないので、かさばってしまう原因になります。
FontBaseは、OSにインストールせずともフォントが使えるようになります。
このように分類分けして、全く別の場所に保存しておくことができます。
ちなみに私は、NASにフォントを保存しておいて、他のパソコンからもアクセスできるようにしています。
バックグラウンド起動・ログイン時起動に対応
私は以前までNexusFontというフォント管理ツールを使っていたのですが、ウィンドウを閉じると、せっかくインストールされたフォントがリセットされてしまいました。常に画面上にNexusFontを起動しておく必要がありました。
しかし、FontBaseならば、バックグラウンド起動に対応。タスクバーに最小化しておくことで、意識することなく様々なフォントを使えるようになります。
しかも、ログイン時に起動するという設定も可能でした。細かい点ではありますが、非常に便利です。
無料でWindows/Mac対応
FontBaseは洗練されたデザインで、WindowsとMac両方に対応しています。その上、無料で利用できます。
追加機能をサブスクなどで購入することもできますが、私個人としては無料の機能のみでも十分活用できると感じました。
FontBaseの使い方
FontBaseの基本的な使い方は、
- FontBaseのフォルダ内に、新たにフォルダを作成する
- そのフォルダの中にフォントを入れて、分類する
- FontBase上からフォントを有効化する(フォント名横の「□」をクリック)
- 有効化したフォントが、他のソフト上で使える
です。
文章にすると少しややこしいですが、直感的に使えるので、特に難しいことはありません。
FontBaseで出来ること
フォルダ単位でフォントの有効化
フォントや保存されているフォルダの横に「○」があります。これをクリックすると、「●」になり、そのフォルダないのフォント全てがPCにインストールされます。
フォントの自動インストール
「Autoactivate」を「Enable」にすると、左側のアイコンが「●」になります。これによって、新しいフォントが追加されたときも、それらを有効化してPCにインストールしてくれます。
コレクションで分類(COLLECTIONS)
フォルダだけでなく、「コレクション」と呼ばれるカテゴリでも分類することができます。
たとえば「かわいい系」だとか「サンセリフ」とか、フォントの特徴で分類したりすることができます。
フォントのプレビュー
サイズや表示テキストを変更しながら、フォントの見た目をプレビューできます。
ピン留めして、他のフォントと比較
ピン留めをすることで、画面上にフォントを固定して、他のフォントと比較することができます。
フォントの検索
フォントを名前から検索することができます。
さいごに
しばらく使っていますが、今の所不満点はありません!
とても優秀なソフトだと思うので、ぜひ活用してみてください。