【2022年最新版】AviUtlの導入方法&初期設定の解説【初心者向け】

AviUtl
この記事は約9分で読めます。
スポンサーリンク

はじめに

この記事では、AviUtlを導入し使用していくまでの、インストール~初期設定までを解説していきます。

AviUtl+拡張編集のインストール

必要なもの

AviUtlのインストールには、以下のものが必要です。あらかじめ用意しておいてください。
以下にもある通り、MacなどのWindows以外のOSでは、AviUtlを使用することはできません。

AviUtlのインストールに必要なもの

・Windowsが動作するパソコン(XP以降)
・ZIP解凍ソフト(LhaplusCubeICEなど)

ダウンロード

まずは、AviUtlの配布サイトであるAviUtlのお部屋に行きます。

まずは、AviUtl本体をダウンロードします。

これは、最新の「aviutl110.zip」(ver1.10)をダウンロードします。

続いて、拡張編集Pluginをダウンロードします。

ここでは、一番上にある「exedit92.zip」(ver0.92)をダウンロードします。

ここでは必ず0.92をダウンロードしてください。

テスト版である0.93rc1も存在しますが、致命的なバグが存在するためおすすめしません。

ファイルの解凍

AviUtlと拡張編集プラグインがダウンロードできたら、両方ともZIP形式なので解凍します。
すると、このようなファイルが現れます。

「aviutl110.zip」を解答したあと
拡張編集Pluginを解凍したあと

拡張編集Pluginの導入

AviUtlに拡張編集Pluginを導入します。

先ほど解凍した拡張編集Pluginのフォルダの中身を、すべてコピーして、「aviutl.exe」と同じ場所に貼り付けます。

拡張編集Pluginを導入したあと

スクリプト・プラグイン用のフォルダ作成

「aviutl.exe」と同じ場所に、2つのフォルダを作成します。

「plugins」フォルダ
「script」フォルダ

ここには、それぞれプラグインとスクリプトを入れることができます。

色々なプラグインの導入

つづいて、AviUtlをより快適に使用するためのプラグインを導入します。

L-SMASH Worksダウンロード

まずは、L-SMASH Worksをダウンロードしましょう。
これはAviUtlに様々な画像や映像を取り込むのに必要になるプラグインです。

実はこのL-SMASH Worksは様々な方が制作しておられるのですが、今回はMr-Ojii様のビルドを使用したいと思います。

このページにアクセスし、「L-SMASH-Works_rev○○○○_Mr-Ojii_AviUtl.zip」をダウンロードしましょう。

記事執筆時点で、rev1086が最新のバージョンでした。

InputPipePluginのダウンロード

つづいて、InputPipePluginを導入していきます。
これは、L-SMASH Worksの動作を最適化することで、AviUtlのメモリ使用量を少なくすることのできるプラグインです。

このページにアクセスし、「InputPipePlugin_○.○.zip」をダウンロードします。

記事執筆時点で、1.8が最新のバージョンでした。

かんたんMP4出力

最後に、かんたんMP4出力を導入します。
簡単に映像の出力を行うことのできるプラグインです。

このページの一番上にある「easymp4.zip 2020-04-23」をクリックしてください。
すると、プラグインの入ったZIPファイルがダウンロードされます。

patch.aul

つづいて、patch.aulを導入します。
これはAviUtlに存在するバグを修正したり、色々な便利機能を追加したりする万能プラグインです。

こちらのページにアクセスして、「patch.zip」をダウンロードします。

記事執筆時点で、r14が最新のバージョンでした。

プラグインの導入

ダウンロードが完了したら、3つのZIPファイルは解凍しておきましょう。

様々なファイルがあると思いますが、以下のものだけをコピーしてください。

  • 「L-SMASH-Works_rev○○○○_Mr-Ojii_AviUtl.zip」内のファイル
    • lwcolor.auc
    • lwdumper.auf
    • lwinput.aui
    • lwmuxer.auf
  • 「InputPipePlugin_○.○.zip」の「InputPipePlugin」フォルダ内にあるファイル
    • InputPipeMain.exe
    • InputPipePlugin.aui
  • 「easymp4.zip」内のファイル
    • easymp4.auo
  • 「patch.zip」内のファイル
    • patch.aul

これらのファイルを全て、先程作成した「plugins」フォルダに入れてください。

LuaJITの導入

AviUtlで使用するスクリプトは、Luaというものを使用しています。
LuaJITは、このLuaを高速化したもので、スクリプトを使用した際のパフォーマンスが向上する場合があります。

ダウンロード

今回は、ePi様のビルドをダウンロードしたいと思います。

このページにアクセスして、「luajit-○○○○_bin.zip」をダウンロードします。

記事執筆時点で、「2.1.0-beta3」のものでした。

導入

ダウンロードできたら、ZIPファイルを解凍してください。

この中の、「lua51.dll」をコピーします。
そして、AviUtlと同じ場所にある同名のファイルを置き換えます。

これで導入は完了です。

LuaJITを導入すると、一部関数の互換性がなくなることがあります。
ごく一部のスクリプトが正常に動作しない場合がありますので、導入の際はご注意ください。

正しく導入できているか確認

ここで一旦、正常にプラグインが導入できているかを確認します。

まずは、「aviutl.exe」をダブルクリックして起動してください。

「その他」をクリックして、「patch.aul」が表示されているか確認してください。

続いて、「その他」→「プラグインフィルタ情報」をクリックして、以下のように表示されているか確認してください。

同様に、「入力プラグイン情報」から導入プラグインを確認します。

「出力プラグイン情報」を確認します。

「色変換プラグイン情報」を確認します。

なにかが足りない場合は、正しくプラグインが導入できていません。
きちんと正しい場所に、ファイルをコピーできているかを確認してください。

初期設定

ここからは、AviUtlやプラグインの初期設定を行います。
そのままでは、あまり好ましくない設定になっているので、自分のPCに合わせて必ず設定をしてください。

なお、一部の設定はAviUtlを再起動しないと反映されないため、注意してください。

AviUtlのシステム設定

「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」をクリックします。

以下の項目を設定します(自分好みに変えてもOKです)。

  • 最大画像サイズ:幅 4864、高さ 4864
    • 読み込む画像や動画の最大サイズを指定します。足りないときは数値を上げてください。
  • キャッシュサイズ:PCのメモリの2/4~3/4程度
    • 例えばメモリが8GBなら、4000~6000くらいに設定する。
  • 再生ウィンドウの動画再生をメインウィンドウに表示する:オン
  • 編集のレジューム機能を有効:オン
  • 編集ファイルが閉じられる時に確認ダイアログを表示する:オン
    • 編集の有無に関わらず、常に確認ダイアログが表示されます。
      邪魔な場合は、オフに設定してください。
  • ファイルのドラッグ&ドロップ時にファイル選択ダイアログを表示する:オン

入力プラグイン優先度の設定

「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」をクリックします。

優先度を変更したいプラグインを選択して、「上/下に移動」を行うことで優先度を切り替えられます。
今回は、以下のように設定してください。

  1. BMP File Reader
  2. JPEG/PNG File Reader
  3. AVI/AVI2 File Reader
  4. InputPipePlugin
  5. L-SMASH Works File Reader
  6. 拡張編集 File Reader
  7. Wave File Reader
  8. AVI File Reader ( Video For Windows )

拡張編集の設定(タイムラインの表示)

「設定」→「拡張編集の設定」をクリックして、タイムラインを表示しておきます。
このタイムラインに、様々なオブジェクトを配置することで、動画編集を行うことができます。

タイムライン

拡張編集Pluginの環境設定

タイムライン上で右クリックし、「環境設定」を開いてください。

以下の項目を設定します(自分好みに変えてもOKです)。

  • バックアップの間隔(分):1
  • バックアップファイルの最大数:100
  • 動画ファイルのハンドル数:24
  • 画像データのキャッシュ数:2

L-SMASH Worksの設定

「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン設定」→「L-SMASH Works File Readerの設定」をクリックしてください。

以下の項目を設定します。

  • Handle cache:オン
  • Dummy resolution:1280 x 720
  • Dummy framerate:30 / 1
  • Preferred decoders:libvpx,libvpx-vp9

以上で全ての初期設定は完了です。

さいごに

これでAviUtlの導入は完了です。
少し大変だったかもしれませんが、これで快適に編集することができるようになりました。

設定に関しては、必ずしも当ページと同じにする必要はなく、ご自身の好みで変更していただいて結構です。
また、スクリプトやプラグインを追加することで、更に自分好みのAviUtlを構築することができます。

今後、初心者向けのAviUtlの使い方も解説していきますので、よろしければチェックをお願いします。

しゅう(管理人)
お問い合わせはこちらから!TwitterYouTubeもやってます

タイトルとURLをコピーしました